フォーティネットジャパンは6日、企業がネットワークを守るのを助けるためとして「2009年のセキュリティと脅威の動向予測」と題するレポートを公表した。それによれば、2009年も経済にとって多くの事件が起こるとともに、ITセキュリティもその影響を受けるという。 各企業は、経費節減する方法を求め、「持つ必要がある」製品か「なくても構わない」製品かの基準でテクノロジー製品を購入するかどうか考えるようになる。しかし一方でサイバー犯罪者は、法をすり抜けようとより攻撃的に創造的な活動を繰り広げており、最終的には“「持つ必要がある」セキュリティ製品”の定義自体が変わっていくと、同レポートでは見ている。 このような注意すべき動向についてフォーティネットは、注意すべき動向を「2009年のセキュリティと脅威の動向予測トップ9」としてまとめた。1. 財布の紐はかたく(製品の効率性重視)2. 情報セキュリティで求められるものが変化(DBセキュリティとコンプライアンスの重視)3. 多数のWeb 2.0の脆弱性が問題に4. より太く、速いスピードのネットワーク(悪貨の流入の相対的増加)5. 3Gモバイルのセキュリティ(新ビジネスモデル創出に伴い、攻撃チャンスも増加)6. より多くのお金がネットの闇経済に流入7. ますますオンラインゲームがターゲットに8. 計画的でターゲットを定めた攻撃が増加9. オンラインでも法の裁き(サイバー犯罪の摘発強化) この動向予測は基本的に、「対策ソフトの多機能化・高機能化」とともに「サイバー犯罪の市場の拡大と多様化」が指摘されているものとなっている。ようは守る側と攻める側のイタチごっこが、今年2009年も続いていき、より高度なかけひきとなっていく、という様相が予測されたものとなっている。各項目の詳細は、同社のプレスリリースページで確認できる。
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