ブルーコートシステムズは12日、Blue Coat ProxySGアプライアンスとBlue Coat PacketShaperアプライアンスの統合ソリューションを発表した。同社は、ProxySGアプライアンス群と6月に買収したパケッティアの製品であるPacketShaperアプライアンスとの機能統合を推進している。今回のソリューションは、新たに開発したプラグインによって2つのアプライアンス間の情報共有を実現するもので、PacketShaperアプライアンスとProxySGアプライアンスの能力を融合し、アプリケーション、コンテンツ、悪意ある脅威に対する認識と制御を向上させるものとなっている。 同プラグインにより、PacketShaperはProxySGから最適化されたトラフィックを受け取り、それを識別・優先順位付けすることが可能となる。この機能によってPacketShaperアプライアンスは、インターネット・トラフィックから内部アプリケーションを区別し、SAPなどの重要な企業アプリケーションを優先することが可能となる。さらに、バックアップ・トラフィックとリアルタイム・トラフィックの識別も可能となり、音声やビデオ関連アプリケーションなどリアルタイムのコミュニケーションにQoS(クオリティ・オブ・サービス)を提供する。