ブルーコートは14日(米国時間)、統合的なセキュリティおよびコントロールを備えたWAN最適化クライアントソフトウェア「Blue Coat ProxyClient」を発表した。 ProxyClientは、企業や組織に対してセキュリティ、ポリシー・コントロール、およびアプリケーション高速化を遠隔地にいる従業員へ提供可能にする統合クライアント。ユーザ待ち時間および使用帯域幅におけるパフォーマンスを最大35倍向上させる。2006年12月に発表された「Blue Coat SG Client」の次ヴァージョンにあたり、あらたにWAN最適化の重要技術であるバイト・キャッシングと自動ロケーション認識機能を搭載した。バイト・キャッシングは、データの変更部分のみを送信することによってパフォーマンスを最適化させる仕組み。自動ロケーション認識機能では、ユーザがProxySGアプライアンスの管理下にない環境に移動すると、ProxyClientの機能を自動的に再開させることができる。 「Blue Coat ProxyClient」は「ProxySGアプライアンス」ユーザに無償提供され、2008年3月より日本市場でも利用可能となる。さらに「Proxy Blue Coat WebFilter」ライセンスを持っている場合は、ProxyClientにアドオンするリモートWebコントロールも無料提供される。Webセキュリティおよびコントロール機能を利用するには、遠隔地ユーザ向けのライセンス済みBlue Coat WebFilterがインストールされている必要がある。