Flash Playerは今月中旬にカスタムフィルタや3Dエフェクトなど新機能を盛り込んだ最新バージョン10がAdobe社よりリリースされたばかり。ドイツのGoogleでは、10月18日未明より断続的に、広告枠に「Adobe Flash Player 10」のページが表示されていた。このページのURLは「www.flash-player-10.com」となっており、クリックすると、あたかも最新版プレイヤがダウンロードできるような画面が表示され、「flash10_setup.exe」という実行ファイルのダウンロードが行われるようになっていた(正しいファイル名は「install_flash_player.exe」)。この「flash10_setup.exe」の実体は「Win32:Agent」系統のマルウェアで、偽物のソフトだったという。
これに対し、G DATA Softwareでは、同社製品など「ウェブフィルタ」の機能を搭載したウィルス対策ソフトの利用を推奨している。
《冨岡晶》