東芝は20日、NAND型フラッシュメモリの生産体制強化を目的として、米SunDiskと共同出資する製造合弁会社の生産設備の一部を買い取ることで基本合意し、法的拘束力のない覚書を締結した。詳細は今後両社で協議していく。 同社の四日市工場の第3、第4製造等の製造設備は、SunDiskとの製造合弁会社・フラッシュパートナーズ、およびフラッシュアライアンスを通じて共同生産を行っている。両製造棟の生産設備については、東芝とSanDiskの折半出資とし、生産能力を各社で均分しているが、今回の合意により、両製造棟生産ラインの約30%を東芝が単独で運営することとなる。また、今回の設備購入の結果、東芝が両製造棟で展開する300mmウェハーラインの東芝分生産能力を全体の50%から約3割増加させられ、生産能力拡大による売り上げ増加を目指すとしている。さらに、既存の生産ラインを取得することでライン新設時と比較して低コストでの生産体制強化が可能だ。
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