日本ではUQコミュニケーションズのモバイルブロードバンドサービスで採用する「モバイルWiMAX」だが、富士通フォーラム2008ではその基地局とクライアントのリファレンスを展示している。 展示をしているモバイルWiMAXの基地局は「BroadOne WX300」で、重さは20kgで容量は20リットル。同社では、モバイルWiMAXの基地局としては世界最小だとしている。2系統のパワーアンプを内蔵し2×2のMIMOに対応するほか、無線送受信装置、ベースバンド装置など基地局に必要なモジュールはすべて納めている。そのため、イーサネットケーブルと電源、GPSアンテナを接続するだけで設置ができる。消費電力は200W以下、100Vの商用電源が利用できるなど省電力も特徴だ。 このように一体化や小型化、軽量化、省電力化を図ることで、これまでの携帯電話基地局と比べて設置場所を選ばないため、迅速なエリア展開が可能だ。すでにUQコミュニケーションズが採用を決めており、WiMAX基地局の設置を6月から開始し、2009年2月には東京23区などで試験サービスを開始する予定となっている。 一方のクライアント側のチップとして、ベースバンドチップ「MB86K21」とRFチップ「MB86K71」、それを採用したリファレンスを展示している。いずれのチップも90nmプロセスのCMOSプロセスを採用し小型化と低消費電力を実現している。 リファレンスは、PCカード型、Express Card型、USB型3種類。このうちUSB型については2×2のMIMOに対応する。
モバイルアワード2017結果発表……スマホ契約はau、Wi-Fiルータ契約はUQ WiMAXが最優秀キャリアに 2018年1月10日 イードは10日、「RBB TODAYモバイルアワード2017」の結果を発表…