アンリツと韓GCT Semiconductorは13日、LTE-Advancedの4x4 MIMO通信において、共同検証を実施したことを発表した。業界で初めて、下り(基地局から端末方向)300Mbpsの安定したデータ通信に成功したという。 4x4 MIMOは送信用・受信用で各4本のアンテナを使用するもので、LTE-Advancedの高速化技術として規格化されている。今回アンリツは、同社のLTE基地局シミュレータ(シグナリングテスタ)「MD8430A/RTD」、「ラピッドテストデザイナー(RTD)」、GCT Semiconductor社の4x4 MIMO対応チップセットを用いて検証を行った。 「MD8430A/RTD」は、LTE/LTE-Advancedの擬似ネットワークを机上で構築可能。RTDは、グラフィカルユーザーインターフェイスを採用したPCソフトウェア。基地局シミュレーションに必要なテストケース(試験項目)を開発できる。MD8430AとRTDを組み合わせて用いることにより、実基地局では困難な通信環境を構築できる。
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