3Dバーチャルコミュニティ(メタバース)事業「meet-me」を展開するココアは8日より、同サービスの本格稼働を開始した。 これにあわせココアと日本ヒューレット・パッカードは、同サービスのインフラとして「HP BladeSystem c-Class」が採用されていることを公表した。「HP BladeSystem c-Class」は2007年12月の試験運用から稼動を続けている。 「meet-me」は、ユーザのアバター(ネット上の分身)が3D空間でさまざまな体験をする仮想空間で、地図データを元にして実際の東京の街並みを再現しているのが特徴。「meet-me」に代表されるオンラインサービスにおいては、安定したサービス提供のため、有事の際の迅速なサーバの状態確認、ボトルネック原因などを正確に把握することが重要なほか、システムの安定性、ネットワークの信頼性も重視される。 「HP BladeSystem c-Class」では、統合管理モジュール「Onboard Administrator」により、リモートからのサーバ監視・完全操作が可能となっているほか、万が一のトラブル発生時にも、影響が全体に波及しないネットワークの冗長構成技術を採用しており、これらの点が高く評価されたとのこと。 日本HPでは、オンラインゲームやSNSなどのサービスはミッションクリティカルなインフラの必要性などから、ブレードサーバに適した分野であるとしており、3D仮想空間においても、今回の導入を機会にノウハウを蓄積し注力していく予定とのこと。 なお日本HPは、2007年第4四半期の国内x86サーバ市場の出荷台数でシェア1位(25.1%)、ブレード型x86サーバ市場(2期連続1位:34.8%)で同様1位を獲得している。