またSSDは通常のハードディスクに比べ、読み出しは約300%速い53MB/s、書き込みは150%速い28MB/sの速度を持つ。そのため、効率的に複数のアプリケーションプログラムを同時に実行したり、巨大なデータを扱ったりできる。Microsoft Windows XPの起動も25〜50%高速化するとのことだ。
NT-Q30-SSDはCPUにIntel Celeron M 753(1.2GHz)と512メガバイトのメモリを搭載し、12.1型WXGA(1280×768ドット)のTFT液晶ディスプレイを備えており、287.7×197.5×18.0〜23.8mm(バッテリーを含まず)で、1.14キログラム。モデムと有線LAN、802.11 g/bの無線LANを持ち、外付けのスーパーマルチドライブが付属する。DMB(デジタルマルチメディア放送)TV受信機能を持つ。販売価格は350万ウォン(約42万円)。
一方のNT-Q1-SSDは、Intel Celeron M 353(900MHz)と512メガバイトのメモリを搭載し、7型WVGA(800×480ドット)のTFT液晶ディスプレイを備え、227.5×139.5×24.5〜26.5mm(バッテリーを含まず)で751グラム。有線LAN、802.11 g/bの無線LAN、Bluetooth v2.0を持ち、光学ドライブは付属しない。こちらもDMB(デジタルマルチメディア放送)TV受信機能を持つ。販売価格は230万ウォン(約28万円)となっている。
ハードディスクの代わりにフラッシュメモリによる記憶装置を利用するPCとしては、ソニーが5月16日に発表した「VAIO type U」をベースに開発中で、6月下旬に詳細を発表し、夏頃に発売する予定としていた。今回発表されたサムスンの2機種は6月の前半に発売されるとのことで、それより早く世に出ることとなりそうだ。
《小笠原陽介》