サンディスクは3月5日、世界最大となる容量128GBのmicroSDXCカード「サンディスク ウルトラ プラス microSDXC UHS-I カード」を4月に出荷すると発表。さらに、容量128GBのUSBメモリー「サンディスク エクストリーム プロ USB3.0 フラッシュメモリー」を3月下旬に出荷すると発表した。 また、この記者発表に合わせて、バイスプレジデントのディネッシュ・バハール氏と、ディレクターのスーザン・パーク氏が来日している。そこで、両製品のプロダクトのほか、サンディスクの日本市場におけるマーケット戦略について話を聞いた。■速度と容量を追求するSDメモリーカード--- まず、サンディスクでは日本市場のトレンドやニーズをどのようにとらえているのでしょうか?バハール氏 --- 我々はイメージングとモバイルの分野で、容量とパフォーマンスにおいて他社の追従を許さないような製品づくりを目指しています。ただ、日本のユーザーは目が肥えているので、非常に高いレベルの製品が求められています。そうしたニーズに対応するために発表したのが今回の製品です。先日発表した世界最速のSDメモリーカード『サンディスク エクストリーム プロ SDXC UHS-IIカード』もその一つですね。--- 容量へのニーズということでは、今回発表された「サンディスク ウルトラ プラス micro SDXC UHS-I カード」は非常に魅力的な製品だと思います。ただ、気になるのは機器側の対応についてですが、現在利用しているスマホやタブレットでも利用できるのでしょうか?バハール氏 --- 一言でいうと、現在発売されている多くのスマホやタブレットなどで利用可能です。もちろんSDXC対応の機器ということになりますが、サムソンの最新スマホ『GALAXY S5』では利用できますし、『Surface』などのタブレットも大丈夫ですね。弊社独自のテスト結果による対応表をホームページに掲載しています。日本の製品についても、近々対応表をご用意できると思います。--- そうなると、かなりの製品群で利用が可能になるわけですが、具体的にはどのような使い方を想定していらっしゃるのでしょうか。バハール氏 --- それは世代や地域によって異なってくるかと思います。最近では飛行機の機内で、micro SDカードに保存した映画を見ている方がいらっしゃいました。自分ではあまりしない使い方ですが、ユーザーのアイディア次第で利便性を体感していただけるのではないかと思います。弊社の調査結果では、ゲームアプリの保存場所としての利用も多いようですね。最近ではGB単位のゲームアプリも増えていますが、容量を気にせずにインストールしていただけます。--- 先日発表された世界最速のSDメモリーカードについてはどうでしょうか。やはり、使い方などは変わってくるかと思いますし、UHS-IIはまだまだ対応機種が少ないようにも思われます。パーク氏 --- UHS-IIは書き込み速度が毎秒250MBと非常に高速なので、イメージング部門での使い方を考えると、やはりバーストモードがポイントになるかと思います。また、最近では富士フイルムの『X-T1』という製品が、UHS-II対応のSDメモリーカードに対応しました。これにより、高い解像度の写真を高速に連写できるようになりましたが、こうしたハイパフォーマンスへのニーズは、イメージングの分野では今後も高まってくると考えています。