2026年に放送されるNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』より、オーディションで選ばれた新キャストが発表された。
同作は天下人の弟・豊臣秀長を主人公として、戦国時代をダイナミックに描く夢と希望の下克上サクセスストーリー。今回は豊臣兄弟と共に乱世を生きる重要人物のうち、5名のキャストが発表された。
文武両道に秀でた秀長の腹心・藤堂高虎役に佳久創、豊臣政権を支えた秀吉の忠実なる家臣・石田三成役に松本怜生、信長に徹底抗戦した斎藤道三の孫・斎藤龍興役に濱田龍臣、数奇な運命に翻弄された浅井三姉妹の長女・茶々役に井上和(乃木坂46)、前田利家を支え続けた賢妻・まつ役に菅井友香が抜擢されている。
各キャストが意気込みについて語ったコメントは以下の通りだ。
■藤堂高虎/佳久創コメント
元々、藤堂高虎については主人をコロコロ変えていたという、少しネガティブな印象を持っていました。しかし色々と調べてみると、自分を正しく評価してくれて、仕えるに値する主人に精一杯尽くしていたという、むしろ情に熱く有能な武将であったという印象に変化しました。秀長に対しても、その人柄に惚れ込み、そして自分自身を評価してくれていたからこそ、精一杯努力し、結果的に右腕と呼ばれる存在になれたのではないかと想像しています。高虎は戦に出陣すれば、必ず戦果をあげると言って良いほど、屈強な武将であると同時に、築城の名人ともいわれるほどの頭脳も持ち合わせる人物です。『力強さ』だけではなく『知性』も感じられる高虎を演じられる様に挑んでいきたいです。

■石田三成/松本怜生コメント
戦国の歴史が好きですが、石田三成は素性の知れない人物の一人です。“知的で冷酷、日本一の嫌われ者"なんてことも言われており、あまり良い印象を持たれていない武将ですが、歴史が勝者によってつくられる戦国の時代で関ヶ原の合戦に敗北した三成は一番の被害者な気もします。“一人が万人のために、万人が一人のために尽くす”、石田三成が掲げた「大一大万大吉」の旗印の理念が僕は好きです。賛否分かれる武将だからこそ、近年数ある作品ごとに三成像が変化し、今回もまた「豊臣兄弟!」でどういう描かれ方をするのか、僕自身凄く楽しみです。秀吉のために最後まで戦い抜いた三成と共に「豊臣兄弟!」を最後まで戦い抜けるよう一心同体で頑張ります!!

■斎藤龍興/濱田龍臣コメント
織田勢から見ると敵、となるとは思いますが、覚悟と信念を持った、視聴者の皆様の心に残るようなお芝居をお届けしたいと思っています。

■茶々/井上和(乃木坂46)コメント
私は最初、茶々という人物に対して、気の強い女性という印象が強かったです。しかし調べていくうちに、実は自分の大切な人のために最善の策を取ろうと強く立ち続けた女性なのだと知りました。そんな茶々を過去にたくさんの素晴らしい役者さんが演じられてきた結果、より魅力的で印象の強い人物となったんだと思います。私はまだ演技経験も浅く、茶々という人物を演じることに対して不安もあるのですが、同時にこのような機会に胸が躍る私もいます。激動の時代を激しく生きたこの茶々という女性の魅力を私なりに引き出せるよう、精一杯演じたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

■まつ/菅井友香コメント
まつは、夫・前田利家の名声を支えながら、家族や家臣を守り抜いた力強い女性です。同じ女性としても尊敬するまつとして生きられることに喜びを感じる一方で、歴代の大河ドラマにおいて主人公として描かれるなど、錚々たる役者の皆様が演じてこられた重責に、身を律する思いでおります。人生の全てを注ぎ、学びを深めながら、芯の強いまつを真っ直ぐ演じさせていただき、「豊臣兄弟!」の世界をまつとして盛り上げられるよう、全身全霊で挑みたいと思います!
