「ABEMA NEWSチャンネル」で放送中のニュース番組『ABEMAエンタメ』が、女優から会社員に転身した片瀬那奈の“オフィスで働く1日”に独占密着を行った。
片瀬那奈はモデルとして芸能界デビュー後、女優や情報番組のMCとして活躍してきたが、2021年9月に所属事務所を退社。翌年12月には、ジェイドグループの社員として働くことを発表した。片瀬の勤務形態は他の社員と同じく、平日5日間毎日出社し、午前10時から8時間勤務。主に社長秘書と広報を担当している。
片瀬は出社後、朝ごはん片手にメールチェックを行い、商品の在庫管理やSNS運用など幅広い業務に取り組む。Xの投稿業務では、1週間で27本の投稿を行い、「毎日投稿しているから内容が似通ってくると嫌なので、なるべくその施策に合う絵文字を選んで使うようにしています」とこだわりを披露した。そのほかにも、会議に参加したり、SNS用のコーディネート写真を撮影したり、リース品の管理をしたりと、多彩な業務に励んでいるという。

片瀬は芸能生活とのギャップについて、「これまでは毎日違う時間に違う場所へ行く生活だったから、毎日同じ時間で同じ場所に行くことに『飽きるんじゃないか?』と働く前は不安だったけど、“飽きる、飽きない”の話じゃないですね。この環境に飛び込んだらすぐに慣れました。想像していたよりも働きやすいって思います」と語った。また、「金曜日の夜のウキウキ感ってこれか!」「早く土曜日が来ないかな?」という新たな感覚を楽しんでいる様子も見せた。

片瀬の上長は、「喋ると本当にフランクで、他の人と変わらないスタンスで喋ってくれるのでありがたい」と称賛。ジェイドグループの田中裕輔社長も「表向きだけの社員で、実は毎日会社に来ないんじゃないかとか、タクシー生活なんじゃないかとか想像される方もいると思うけど、そんなことはない。給料も彼女だけ特別高いとかないです。そこはフェアにやっているので」と語り、片瀬が一社員として働いていることを伝えた。
密着インタビューの中では、かつての薬物疑惑について言及する一幕も。2021年に知人が麻薬取締法違反で逮捕され、片瀬にもそのウワサが取り沙汰されると、自ら尿検査を提出して身の潔白を証明したという経緯だ。
この騒動について片瀬は、「自分が起こした事件ではないけど、今の世間の状況から見て分かるように、何かが走り出すともうそれになってしまうし、私がいくら真実を言ったところでいろんな受け取り方があると思う」と言及。そして「そんな中で事務所の人や周りの人に迷惑をかけてしまっていることが…。自分の中で、人に迷惑をかけるのが1番イヤなんです。それがすごくつらかったし、責任をとれないことがもどかしかった。『仕事を引退します』みたいな気持ちではなくて、迷惑がかかっている状況を1回ゼロにしたかったというのがその時の思いです」と、所属事務所を退社した理由を告白した。
番組スタッフが「いま、幸せですか?」と直撃すると、片瀬は「めっちゃ幸せ!」と即答。「今は自分が自然でいられるというか、無理していない感じ。年齢を重ねると、刺激的なものが楽しいというよりも、日常的な穏やかな時間がすごく楽しくなってくる。ちょうど自分のペースとその空気感が1番合っている感じがするので、1番幸せかもしれないです」と笑顔を見せた。
