静岡産の在来自然薯を100%使用した「とろろ」に、自家製の白味噌や、秘伝のたれで味付けした究極の一品で、慶長元年の創業以来、420年以上、静岡丸子のローカルフードとして愛され続けている。

そんな茶屋「元祖 丁子屋」が、家庭でお店の味が楽しめるよう試行錯誤を重ね、約2年の歳月をかけて完成させた、お取り寄せグルメ「丁子屋の冷凍とろろ汁(5食セット)」(税込4,300円/送料別)。これは、ぜひ食べてみたい!と、番組放送後にネット注文したところ、「注文殺到のため、しばらくお待ちください」との連絡が……。そしてこの度、待ちに待った名物「とろろ汁」が、約2ヶ月待ちで届いたため、実食した感想をレポートしたい。



自然薯は、「生態系農法」という自然をお手本にした農法を行う契約農家で育てられた、味・香り・粘りのバランスが良いエリート品種を使用。北海道産の高級大豆を使って、お店で手作りしている自家製味噌と、焼津産のかつお節、マグロを醤油で煮込んだ“秘伝のタレ”で味付けされているため、解凍して、アツアツご飯にかけるだけで食べることができる。



説明書きによると、おすすめの食べ方は、「温かいごはんを茶碗に半分ほど盛り、その上に、解凍したとろろ汁をたっぷり流し入れれば完成」とのこと。せっかくなので、麦飯を炊き、とろろ汁をかけると、粘りがある濃厚なとろろ汁が登場。たっぷりととろろ汁を流しこんだら、お好みで青のりや薬味のネギをかければ完成だ。


食べる際は、「よく混ぜたとろろ汁を、ザアザアと音を立てて流し込むのが“丁子屋流”」とのこと。よく混ぜ合わせて、ふんわりとした「とろろ汁」を流し込むと、白味噌の麹の深さと甘み、かつお節の優しい風味が口の中に広がり、「うまくないわけがない!」と唸ってしまう絶品だ。とろろ汁は、だしを作るのに手間が掛かるが、同商品は、こだわりの味付けがしっかりされており、アツアツご飯にかけるだけで楽しめるところも、高ポイントだと感じた。

冷凍でこれだけおいしいのであれば、実際に丸子の茶屋にも食べに出かけてみたくなった。お店では1540円から「とろろ汁」のセットが楽しめるが、ネットでのお取り寄せは、「丁子屋の冷凍とろろ汁(5食セット)」税込4,300円+送料別途となり、東京までの配送料は1,150円だった。

静岡流の味噌と出汁で食べる、栄養たっぷりの「とろろ汁」。県外ではなかなか食べられない貴重な品なので、ぜひ一度試してみては。(※在庫状況は、随時、変わっている可能性があるため、直接お店にお問い合わせください)。
<筆者プロフィール>
高永きょん
南の島と東京・南青山を行き来して暮らしながら、大人になる。島人時代は、自力で釣った魚や素潜りで獲った貝類、くさやや野草を主食とし、南青山時代は、表参道界隈に初上陸したお店や西麻布の名店などを食べ歩く雑食系人間。愛しているものは春巻き。生クリームをお茶碗に入れて毎食食べたいくらいに大好きで、太らない肉体を手に入れたいと、日々悩みはつきません……。