バーベキューシーズンに丁度良いタイミングでコストコのデリカコーナーに「ドライラブスペアリブ(3639円:302円/100g)」が新登場した。すでにシーズニングで味付けがされており、温めて食べる商品だ。豪快なスペアリブの塊が2つはいっており、家族と、仲間と皆とかぶりつきたくなるような見た目である。
あばら骨そのままの巨大塊肉「ドライラブスペアリブ」
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今回のスペアリブは、骨付き豚ばら肉にチリパウダー、黒胡椒などをきかせたオリジナルスパイスを擦り込んだ商品であり、ドライラブスペアリブの‟ラブ”とは擦り込むを意味しているとのことだ。よくある濃厚なこってりソースで味付けされたタイプではなく、たっぷりの香辛料が肉の表面をぎっしり覆っており、赤茶色の肉だ。見た目は少し辛そうにも見える。
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ひっくり返すとあばら骨があるのがよくわかる。自身で骨に沿ってカットして食べるのだが、こちらは1枚の塊で4カットもできるサイズ感である。厚さは1.5センチほどだ。
拍子抜けする柔らかさ
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この商品はそのままでも食べられるのだが、温めるとよりおいしいとのことだ。加熱時間は書かれておらず、500Wのオーブンで10分弱温めたところ、しっかり中まで加熱されていた。
加熱した肉は、表面にツヤが増し、ややグツグツしている感じが食欲をそそる。肉の油が少し溶けだしている感じも見受けられ、スパイシーさと肉のいい香りが漂った。
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早速、骨に沿ってナイフを入れてみたところ、拍子抜けする柔らかさに驚いた。力を入れずともホロホロとカットでき、見た目の豪快さと相反して中のふんわり柔らかい締まった身を感じることができた。
ギャップは少ないが期待は裏切らない味
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ナイフを入れた際の感覚と同じく、口に入れた瞬間の身の柔らかさに驚いた。筋張っておらず、豚の角煮のようなとろけるホロホロ肉がすぐに骨から外れていく。少しの弾力さもありながら、子どもでも食べやすい食感である。そして豚肉の味が濃い。これはシーズニングでの味付けとは別の話で、肉本来の味が詰まっているようだ。
重要な味は、かなりスパイシーと思いきや、日本人でも食べやすい味わいであった。スパイス感はあるが、それに加えて豚の油の甘みがあり食べやすく、メキシカンな味わいを感じつつ、万人好みされそうな味であった。
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筆者は骨付き肉の食べにくさに苦戦することが多く、手も汚れるため懸念しがちなのだが、こちらの商品は一切手は汚さずに、簡単に身を外すことができたので、非常に食べやすかった。もちろん、手でかぶりつく食べ方も乙であるため、おすすめだ。そして、最初はバーベキューなど特別な日の1品に良さそうに感じたドライラブスペアリブなのがだ、日常の食卓のおかずにもピッタリだと感じた。