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現在、NHKで放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。タイトルの「13人」は、特定の人物ではなく、鎌倉幕府創設を支え、その後権力闘争を繰り広げた人々の象徴の数字だ。NHKは、このほど、この“13人”について紹介している。
【Prime Video】NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHKオンデマンド)
“13”という数字そのものは、歴史書「吾妻鏡」の記事にちなんだもの。「吾妻鏡」の1199年4月12日記事には、鎌倉殿を支える宿老13人の名前が記されてる。ドラマには、これまでに9人が登場しており、27日放送では文官3人が合流。今後、さらに、八田知家が加わるとのこと。それぞれの紹介は次の通りだ。なお、北条義時は新ビジュアル、八田知家も役装が初公開。
【有力武士団】9人
・伊豆：北条時政（坂東彌十郎）
義時の父。鎌倉殿と坂東武者双方を繋ぐ存在。のちの鎌倉幕府初代執権。
・伊豆：北条義時（小栗旬）
鎌倉殿の右腕として、一癖も二癖もある坂東武者たちの間を奔走する。のちの鎌倉幕府二代執権。
・相模：梶原景時（中村獅童）
源頼朝を追い詰めた謎の武将。武骨な坂東武者が多い中、和歌を好むなど教養も高い。
・相模：三浦義澄（佐藤B作）
時政とは若いときからの悪友で、相模の有力武士団・三浦党を率いている。
・相模 和田義盛（横田栄司）
義澄の甥。無骨な坂東武者の中でも、豪快さと勇猛さは指折り。幕府の侍所別当。
・武蔵：比企能員（佐藤二朗）
武蔵の有力武士。頼朝の乳母である比企尼の養子。のちに北条と火花散る権力闘争を起こす。
・武蔵 安達盛長（野添義弘）
源頼朝の愛すべき従者。頼朝が心を許す数少ない男。手のかかる頼朝を献身的に世話する。
・武蔵：足立遠元（大野泰広）
武蔵の豪族。文武の才に長け、鎌倉入りした頼朝のもとで文官の役割もこなす。
・常陸 八田知家（市原隼人）
北関東を治める御家人。伊豆・相模・武蔵の勢力と一線を画す。北条の敵か味方か。
【文官】4人
・大江広元（栗原英雄）
冷静にして冷徹。極めて有能な官僚で、幕府の政所を取り仕切る。
・三善康信（小林隆）
朝廷に仕えながら、都の情勢を頼朝に伝え続けた支援者。幕府の問注所を率いるように。
・中原親能（川島潤哉）
頼朝の外交官。朝廷との交渉役として鎌倉と京を往復して活動。義経上洛にも付き従う。
・二階堂行政（野仲イサオ）
京での財務官僚としてのキャリアを生かすべく鎌倉に下向。文官メンバーに加わる。
