現在放送中のNHK連続テレビ小説『おちょやん』が14日、約1年にわたる撮影を終了した。
クランクアップ時、ヒロインの千代を演じた杉咲花は「出演者のみなさん、スタッフのみなさんがこの作品を愛して、自分の仕事に誇りを持っていて、その姿がひとりひとりみんな輝いていて、本当にすてきな現場でした。悔しい思いになったこともたくさんありましたが、それ以上に現場が楽しくて、おちょやんという作品が大好きで、一生この現場で演じていたいと思うほど毎日が幸せでした」と現場の雰囲気を振り返った。
続けて、「終わってしまうのはとてもさみしい」としながらも、千代という役に対しては悔いはないと杉咲。「いまの自分にできることは精いっぱいやりきれたのではないかと思うと、感無量です」と語り、「本当にすばらしい時間を過ごさせてもらいました」と感謝の言葉で結んだ。
制作統括の櫻井壮一氏はヒロインを演じぬいた杉咲に対して「本当に、お疲れさまでした」と労いの言葉を贈り、「杉咲花さんはこれまで、竹井千代の人生を誠実に、全力で、駆け抜けてきました。『おちょやん』チームは、杉咲花さんをヒロインに迎えることができて幸せです。心より感謝いたします」とコメントした。