7日に最終回を迎える大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)。このほど、主演・長谷川博己のコメントが公開されている。
長谷川は作中で、主人公・明智光秀役を熱演しているが「大河ドラマで主演を演じたことは、かけがえのないとても貴重な経験となりました。最初は、一年以上という先の見えない長い道のりに対しての恐れからか、悲観することもありましたが、スタッフや共演者のみなさんの支えもあり、無事に撮影を終えることができました」と、役柄決定当時の心境などをコメント。
「明智光秀を生きたこの約18か月という期間は、一生の宝物になりました。新型コロナウィルスの影響で撮影が一時中断したことは、光秀を演じる上で、もしかするとひとつの転換点になったのかもしれません」としたうえで、「私はドラマは、視聴者のみなさんにどこかでその作品の『現代性』を感じていただきたいと思っています。撮影現場での緊張感や、張り詰めた空気が、役にも作品にも結果的にいろいろな意味での影響を及ぼしたのではないかと思います」と新型コロナウイルスによる撮影中断期間や、その影響についても語った。
さらに、「最終回では、みなさんが期待してくださっている『本能寺の変』が描かれます。この作品の中で新しい明智光秀を描いてきましたが、『本能寺の変』に関してもこれまでにない新しいものになるのではないでしょうか。なぜ、光秀は『本能寺の変』に至ったのか。見てくださる皆様に、その心の機微を感じ取っていただけたらうれしいです」と最終回の見どころを伝えている。