海外の人気コスプレイヤー達が8日、都内の東京タワーで行われた「コスプレde海ごみゼロ大作戦!in東京タワー」のトークイベント「UMIGOMI-ZERO INTERNATIONAL TALK」に登場した。 コスプレ撮影をしながら、楽しく「環境問題」に取り組む同イベント。 世界中の海に自然分解されないゴミが溢れ、2050年にはプラスチックの「海洋ゴミ」が海の魚よりも多くなってしまうとされる深刻な問題への意識を高めるべく、数多くのコスプレイヤーが集結し、東京タワー周辺のゴミ拾いを行った。 トークステージには、世界一のコスプレパフォーマーを競う祭典「世界コスプレサミット」で各国の代表として勝ち上がった経験がある人気コスプレイヤー達が集結。 イタリア代表のデイジーさんとイムリエル氏のカップルは、アリエルとエリック王子のコスプレ姿で登場。 デイジーさんは「以前から海洋問題に関心があったので、人々の心を動かすために、誰もが知っているキャラクターになって『海ごみ問題』をアピールしています」と自身の取り組みを紹介。 デイジーさんが扮(ふん)するアリエルが海辺の砂浜で、ごみにまみれて死んでいるコスプレ写真が公開されると、イムリエル氏も「この写真がネットで沢山リツイートされて、多くの方の環境問題やエコ意識を高めることに成功したので、とても嬉しいです」と、コスプレを通じた環境対策への取り組みへの反響を語った。 また、海ごみは一つの国の問題ではなく、各国の海が影響を受けるため「グローバルな問題である」ことが話題に登ると、『キングダムハーツ』のアクアのコスプレをしたポルトガル代表・サフィーラさんは、「日本は買い物をするときに、ビニール袋をたくさん使っている。自分のエコバックを使う事は手軽に始められるのでおすすめです」と日本の課題も指摘し、アピールした。 MCを務めたコスプレイヤーの逢沢るかは、「海ごみは街から出てくるものが多いので、街からごみを無くすことで海ごみを無くして、地球を守ろうというコンセプトです」とイベントの主旨を説明。「イベントを通して、ごみ拾いや海ごみ拾いなど普段忘れていたような環境問題に取り組むと、心がハッピーになりますよ」とにっこり呼び掛けた。