レンズが情報を引き出すセンサーとして活用され始めた
【太田】:Googleの展示ブースでGoogleレンズの機能を紹介していたんですよ。Googleアシスタントを立ち上げた時にレンズが出てきて、それでアーティストの写真を撮ると、アーティストの情報が出てきて、そのままCDを買えたり、チケットを購入できたりとか。そういうデモをやっていました。まぁ、日本語には対応してないと思うけど、今後、Googleアシスタント的に、「いろんな端末で使えるようになります」って言ってたんですよ。
【綿谷】:カメラがセンサーになるという話?
【太田】:音声認識ができて、次のAI活用としてレンズ。Google翻訳で文字を訳すことはすでにやっているんだけど、それと同じような感じでレンズが使える。空を撮れば天気の情報がわかったり、料理を撮影すればカロリーがわかったり。レンズをセンサーとして使っていろんな情報を引き出すんです。去年は音声認識が盛り上がったけど、おそらく次のステップとしては、読み込んだものが何かを認識して、そこから情報を引き出す方向にいくんだろうなと思います。
【綿谷】:Googleは画像検索でデータが集まってくるからね。
【房野】:Googleじゃないとなかなかうまく働かないのかなとも思います。
【太田】:AIの活用として、音声の広がりだけだとAmazonに勝てないけど、画像も含めての勝負になった時には、Googleに分があるなって思いました。
【房野】:集めてるデータの量がすごいよね、きっと。
【太田】:両社とも同じようにディープラーニングと言ってるけど、その違いが面白いなって思って。おそらく「Pixel」には落ちてくると思う。
【房野】:ああ、Googleの端末ね。日本では「Pixel 2/Pixel 2 XL」は売ってないからね。
【太田】:徐々に広がっていく技術だと思います。日本で対応する時にはもっと大々的に発表すると思うので、今回、やっていたのはヨーロッパかアメリカの話だと思いますが、技術展開的には面白いと思いました。
【おまけ】会場のあちこちにあったアノゆるキャラみたいなのは何だ?


【綿谷】:あっ、彩乃ちゃん、売店で売ってたキャラクターグッズ買ったの?
【彩乃】:買いたいけど、かわいいのかかわいくないのかちょっと微妙で。でも最後にパーカー見たらかわいくって。
【綿谷】:最終日は15%オフになってたよね。
【彩乃】:そうそう、最終日には安くなってました。傘とかステッカーとかモレスキンのノートとかもあって。
【綿谷】:あまり売れなかったのかな?余ったグッズはどうするんだろう?
【彩乃】:来年、売るんじゃないですか?
【房野】:いろんなところで売るのかも。
【太田】:おそらくチャリティーだと思う。食堂のところとかに大きなフィギアがあった。
【彩乃】:あー、ありましたね。
【太田】:去年も海を守るとか、ジェンダーの平等を達成するとか、社会的取り組みに対してイベントしてました。
【綿谷】:気になったので調べてみたんだけど、2015年の国連サミットで決まった貧困の解消や気候変動などの17の計画を、バルセロナのアーティストが視覚的に表現したみたい。モバイル業界はこの開発目標(SDG)の達成をサポートしてるんだって。
【房野】:そういえば、プレス登録をする時に、そういう感じのアンケートに答えましたね。あなたは何を支持するか的な。
【太田】:いろんなベンダーがくるので、チャリティー的なこととか、社会貢献的なこととか、働き方改革とかをやろうという感じの意思表示だったみたいです。
【綿谷】:来年のMWCでもグッズがあったら、今後は買おうかなー。

