一見したルックスが犬っぽいだけでなく、その動作も犬っぽい。歩き方などが犬っぽいのはもちろん、「お手」や「骨をくわえる」「おすわり」などの犬的な動作もするのだが、生まれてすぐではあまりうまくできず、成長することが必要になるという話だ。
考えてみれば、犬というのは誰に教えられるわけでもなく、お手とかお座りをしたりするわけで、これは実に不思議だ。AIBOはこれを再現しているわけだが、やはり、その根源的なものは不思議だ。DNAのどこかに組み込まれているのだろうか?
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■ユーザーを学習するAIBO
AIBOとのコミュニケーションは声やAIBOとのコンタクトによっておこなうことになる。声で指示されて芸をする以外に、AIBOをなでたりすることでコミュニケーションをとることができる。やさしく背中などをなでてあげるとご機嫌になる。AIBOは顔のカメラで周囲を把握しており、人も判別する。そして、それがどんな人かも認識、学習していく。人がAIBOにやさしく接すれば、AIBOの性格も優しくなり、乱暴にすればAIBOの性格も乱暴になるという。
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■目で語るAIBO
AIBOの目はLEDなわけだが、実際の目のようにさまざまな表情を見せてくるのがいい。これには渋谷のAIBO ROOMに来ていた実際に犬を飼っているらしい人たちが、「本物の犬みたい」と声をあげていた。
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■男、女どっち?
すべてのAIBOが同じルックスをしているのだが、性別は存在している。ユーザーがどちらかを設定することができ、男か女かで行動が変わるときがある(一度決めた性別は変更できない。性別を決めないままにすることはできる)。代表的なのがオシッコをするときの動作で、「マーキング」とAIBOに命令すると、オシッコの動作をするのだが、男の場合は片足を上げてオシッコをして、女の場合は座り込んでオシッコをする。これはこれで違いが表現されていて面白い。