俳優キム・スヒョンに関して新たな主張が提起され、混乱がさらに深まっている。
韓国メディア『マネートゥデイ』は最近、キム・スヒョンが2016年から2019年まで、アイドル出身の女優Aと3年間交際していたと報じた。
報道によると、キム・スヒョンと女優Aは当時、同じ事務所の先輩・後輩として親交を深め、キム・スヒョンは除隊を3カ月後に控えた2019年春ごろにAと別れたとされている。
キム・スヒョンの未成年者交際疑惑は、芸能界を超えて社会的にも非常に敏感かつ複雑なイシューだ。キム・スヒョンと故キム・セロンさんの実際の交際時期、そしてその時点でキム・セロンが未成年だったかどうかが争点となっている。
ここに、同時に別の女優Aと交際していたという報道まで出たことで、事態は複雑に絡み合っている。

これまでの論争のなかで、キム・スヒョン側は「故キム・セロンとの交際は2019~2020年、故人が成人した後のことだ」と主張している。これが故人に関する論争において、キム・スヒョン側が認めた唯一の事実だ。
しかし、遺族およびYouTubeチャンネル「カロセロ研究所」側は、「キム・セロンが2015年末からキム・スヒョンと交際を開始した。つまり、故人が満15歳だったときからだ」と主張している。
ここに新たに提起された主張は、「2016~2019年の間、キム・スヒョンは女優Aと交際していた」というものだ。「同時交際ではない」という主張だ。
現在、キム・スヒョン側は、遺族およびカロセロ研究所を相手に、名誉毀損、情報通信網法違反、総額120億ウォン(約12憶円)の損害賠償請求、ストーカー処罰法違反による告訴を進めている。
問題は、それぞれ異なる証拠(写真、メッセージ、映像など)に対して、時期の解釈が食い違っており、科学的分析にも限界があって決定的とはいえない点だ。そのため世論も分かれている。
キム・スヒョンの次回作であるディズニープラスのドラマ『ノックオフ』の公開は、現在保留されている。
当初は今年4月に公開予定だったが、キム・スヒョンとキム・セロンさんとの交際時期をめぐる論争が大きくなったことで、ディズニープラスは慎重な検討の末、公開計画を保留する決定を下した。
「最後まで戦う」と宣言したキム・スヒョンが、はたしてどのような結末を迎えるのか注目される。
(記事提供=OSEN)
◇キム・スヒョン プロフィール
1988年2月16日生まれ。2011年に放送されたペ・ヨンジュン企画のドラマ『ドリームハイ』(KBS)で一躍人気を集めた。日本でも大ヒットしたドラマ『星から来たあなた』で演技力が高く評価され、アジア各国で不動の人気を誇る。また、主演を務めた2024年の『涙の女王』が世界的なヒットとなり、韓流スターとしての地位を盤石にした。内向的な性格を心配した母親から演劇を勧められたことをきっかけに、俳優を志すようになった。
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