そんなCES 2018で、すずまり的に見つけた気になる製品を「健康管理デバイス」「女性の体と性にフォーカスしたデバイス」「睡眠改善デバイス」の3つのジャンルにわけてご紹介します。


2回目は「睡眠改善デバイス」です。実はCESでは今年から「Sleep Tech」ゾーンができました。眠れない、寝た気がしないなどの睡眠の悩みを解消しようと、マットレス、枕、ベッドサイドライト、ウェアラブルヘッドセット、スリープトラッカーなど、さまざまな製品が集まっていました。世界が「睡眠」の重要性に注目しているようですよ!
■ Nokia 「Nokia Sleep」

睡眠サイクル分析(深い、浅い、レム)、中断回数、REM、心拍数の追跡、いびき検出ができるスリープトラッカーです。マットレスの下に敷いて利用します。Wi-Fi経由でHealth Mateアプリと同期して自分の睡眠を可視化し、アドバイスやコーチングをおこないます。
NokiaはこのCES 2018で、自社のHealth MateアプリとAmazon のクラウド型音声サービス「Alexa」とのスキル連携を発表。またIFTTT統合機能により、ベッドに入ったら電気を消す、出たら電気を付ける、起きたらサーモスタットの温度を上げるといったスマートホーム管理も可能になるといいます。
2018年2月に99.95ドル(約1万3,300円)で発売予定です。日本でも1月9日にリリースが発表されましたが、日本での発売日・価格は後日発表予定となっています。
昨年末開催したデジージョの座談会で、睡眠トラッキングとスマートホームの連携について触れましたが、それが実現するデバイスが登場したというわけですね。
■Philips 「SmartSleep」

ヘッドバンド型のウェアラブル睡眠改善デバイスで、臨床的に実証されているとして、1月9日(現地時間)に発表された製品です。
装着して眠ると、深い眠りに入ると生じる特有の脳波を検知。サウンドトーンを発し、深い睡眠時間を最大限に活用する(睡眠の質を向上させる)のだそうです。それにより、エネルギーを増やす、注意力を高める、睡眠の質を改善するという効果が期待できるそうで、日頃から7時間以上眠れない人などをターゲットにしている模様。
心地よい入眠や起床をサポートする製品はよく見かけますが、こちらは熟睡中の脳にフォーカスしている点が他と違います。多忙でガッツリ寝る時間がなくても、翌日の昼間のパフォーマンスに影響を与えにくくなるのだとしたら嬉しいですね。今すぐに欲しい製品です。