セコムは、警備にウェアラブルカメラを活用する実証実験を、東京国際空港ターミナルと共同で、今月から羽田空港国際線旅客ターミナルにて開始したことを発表した。 海外観光客の増加を踏まえて事故やテロ事件などを未然に防ぐため、機動性の高い警備を行うための実証実験となる。 セコムの巡回警備員が胸にウェアラブルカメラを装着し、警備本部がリアルタイムにモニターする。警備員の位置情報も警備本部で把握できるため、事件や事故が発生した際に迅速な緊急対処が可能になる。 実証実験では8台のウェアラブルカメラが試験導入され、実証結果を踏まえて本格導入が行われる予定となっている。 セコムは綜合警備保障(ALSOK)とともに2020年東京オリンピック・パラリンピックのオフィシャルパートナーを努めており、訪日観光客の増加に対する警備対応強化は今後の大きな流れとなりそうだ。