このほかにも新興国を中心とした地域向けからはじまるサービスとして、クレジットカードを持たないユーザーのため、スマホゲームなど有料アプリを毎月固定のサブスクリプション料金でいわば“使い放題”のかたちにして提供する「Opera Apps Club」のプラットホームも南米の通信オペレーター、Bemobiがスタートさせる。現在 Opera Apps Club の購読者は600万人を数え、さらに成長が続いているという。一度端末にダウンロードしたアプリの中には、サブスクリプション使用が終了した後からでも使い続けられるものもあるのが特徴だ。
BluetoothのBLE対応デバイスを、Webページのリモートコントローラーから操作できるようになるWeb Bluetoothも、近くOperaブラウザに組み込まれる予定だ。スマホを使ってBluetooth対応機器をリモコン操作するという、ユーザー体験そのものに大きな変化はないものの、現在主流のBluetoothで機器をペアリングして、OSのネイティブアプリで操作する方法と裏側の仕組みが異なっている。リモコンの機能やUIはWebアプリ化することで提供。Webアプリは4GやWi-Fiによるストリーミングで端末のブラウザアプリ上にロードしながら、リモコン信号はBluetooth経由で操作する端末に送る。同社のHead of PR & Communications AsiaのPeko Wan氏は、この仕組みの優位性について「スマホなど端末に複数のアプリを入れて管理する煩雑さが解消され、端末のストレージにも余裕が生まれる」と説明している。