15日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演したフリーアナウンサーの中井美穂が、03年頃腹膜炎を患い1年間ほど人工肛門をつけて生活していたと告白した。 トークのなかで中井がキャンサーネットジャパンで大腸ガンの啓発活動に携わっていることが話題となり、黒柳徹子から「あなたも1度危ないことになったんですってね」と話を振られると、中井は「私の場合は腹膜炎ということでガンではないんですけど……」と語り出し、その処置として一時期ストマと呼ばれる人工肛門をつけていたことを明かした。 腹膜炎は「腸が破れる病気」だといい「痛んだ部分を切ってつなげなければならないので、大事をとって暫定的な処置として1年間だけストマをつけた」と話した中井。 中井によればストマをつけると便意を感じないため「(排便の)コントロールができない」といい「お仕事しながらだったので収録の時に“取り換えに……”というのもなくはなかった」と当時の苦労を語った。 中井のストマ装着は暫定的なものだったため1年後再手術をして現在は回復しているそうだが、その際の経験が「役に立てばと思い」大腸ガンの啓発活動に携わるようになったという。 自らの闘病経験を語った中井は「大腸ガンは死因の上位を占めている。早く見つかれば完治するのでなるべく検査を」と視聴者に検診を呼びかけていた。