NTTドコモは5日、スペインのバルセロナで開催されるモバイル産業展示会「Mobile World Congress 2016」(MWC 2016)の出展内容を発表した。同展示会には2000年より出展し、今回で16回目となる。今年のMWC 2016は、2月22日から2月25日までの4日間の開催。 今回ドコモは、「Welcome to Japan in 2020 ~2020年の日本へようこそ~」をテーマに、5GやIoTサービスなどの展示を行う。また来場者向けの翻訳に、3つのサービスを実際に用意。会話、手書きのほかに、SNSで使われるような日常的なクチコミなども翻訳できるサービスを提供する。 2020年の実現に向けて、ドコモが世界主要ベンダーと共同で取り組んでいる「5G」については、実証実験の進捗状況を紹介。電波を拡張現実(AR)で可視化する装置を用いて、5Gの電波が、移動局装置に追従する様子を体感できる内容をデモする。また、「5G」商用化にかかせない技術として、用途ごとに最適な仮想ネットワークを作成する技術「ネットワークスライス」の概念、仕組み、制御技術について紹介する。 IoT領域では、より便利な生活を実現するために開発したプラットフォームである「Linking」を紹介。来場者向けに、「Linking」を活用した便利な利用シーンの体験コーナーを用意する。 ドコモでは同日、「GSMA Mobile World Congress 2016」サイトを開設(英語)。ドコモブースの出展物の内容を紹介している。