1月5日(北米時間)、米国ラスベガスで行われる世界最大の家電展示会「CES 2016」の会場において、半導体企業クアルコムがプレスカンファレンスを行った。登壇したクアルコムのスティーブ・モレンコフCEOは、クアルコムの車載インフォテインメントシステム用プロセッサ「Snapdragon 602A」が、アウディの2017年モデルに採用されたことを明らかにした。 Snapdragon 602Aは、クアルコムの子会社、クアルコム・テクノロジーズが2014年のCESで発表したもので、クアルコム初の車載インフォテインメントシステム用のプロセッサ。最新スマートフォンと同程度の性能を発揮するという。モレンコフCEOに紹介され、次に登壇したのはアウディのリッキー・フディ上級副社長。「アウディは常にコネクテッドカーの最前線にいる。量産車で初めて4G LTEを採用したのもアウディだった」と、アウディの先進性を強調すると共に、「Snapdragon 602A の採用で最先端技術を搭載でき、満足している」と語った。Snapdragon 602Aを搭載した『A5』を2016年の終わり頃に、『A4』と『Q5』を2017年の始めに発売を予定しているという。6日に開幕するCESのクアルコムブースでは、Snapdragon 602Aを搭載したアウディ『Q7』を展示し、デモンストレーションが行われる。