成田国際空港を利用する外国人旅客数は年々増加し、2014年度は初めて1000万人を突破。2015年度もその数を伸ばしている。しかし、訪日外国人観光客がやってくるのは空からだけではない。 国土交通省は8日、クルーズ船で入国した外国人旅客数が2015年に100万人を突破したことを記念し、式典を開催した。この100万人突破は2020年の目標で、目標達成を大幅に前倒しできた形となる。13年は約17万人であったが、翌14年は約42万人にまで増加。今年はさらに急増している。 「訪日クルーズ旅客数100万人」達成記念式典は、博多港中央埠頭クルーズセンター内で開催され、中国から訪日したリーさんご一家が100万人目として花束と記念品の贈呈を受けた。 全日空商事は11月、成田空港の免税店において、中国人旅客の爆買いが直近2年で倍増したと発表している。クルーズ船で入国した外国人観光客をターゲットに、ビジネスにもチャンスが広がっていきそうだ。