ファインシードは19日、「こっそり農遠」が「難波ファーム(岡山市北区高松)」と共同でイチゴの新ブランド「晴れ娘」を開発したと発表。「おかやまふるさと納税」の対象商品に採択された。 農園ビジネスサービス「こっそり農遠」とは、募集オーナーに農園を区画ごとに割り当てるもの。農作物の栽培は農園に委託することができ、オーナーは遠隔地にいても、各区画に設置されたライブカメラ経由でスマホから農作物の育成状況を確認できる。また、収穫や出荷の指示も行え、新鮮な収穫物を自宅へ配送したり、ギフトとして贈ることも可能だ。 第一弾としてイチゴ農園「難波ファーム(岡山市北区高松)」での取り組みがスタートしており、この度、新ブランド「晴れ娘」の開発に成功(登録商標出願中)。糖度が高く、酸味のバランスがとれた味わいに仕上がったという。岡山ではフルーツの栽培が盛んだが、秋から冬の期間はフルーツの種類が少なくなるため、この時期に実りを迎えるイチゴに注目が集まっている。 ファインシードでは今後、地方創生支援の一環として「晴れ娘」のブランディングと販売をサポートしていく。”岡山から日本を元気に!”をテーマとした活動「OKAYAMA MOVE UP」とも手を組み、「晴れ娘」のPRにふさわしい元気な女性を募集・決定するコンテスト「OKAYAMA MOVE UP GIRLS CONTEST 2015」を11月23日に、イオンモール岡山 未来スクエアで開催する予定だ。同コンテストの応募は10月31日まで受け付ける。 ITを活用した新たな農業スタイルとして注目される「こっそり農遠」から、イチゴの新ブランドが誕生し、地方創生へつなげようというユニークな活動だと言える。