■7ヵ月分、150万件超のデータから分析 スマートフォン向けの通信速度測定アプリ「RBB SPEED TEST」の測定ログデータ分析。今回は、通信大手3キャリアのLTE/3Gの測定結果について見ていく。気づけば2015年も残すところ約4ヵ月だが、ここまでの各社の通信環境はどうだったのか、ログデータから振り返ってみたい。 対象としたのは、2015年1月1日~7月31日の期間に測定されたNTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンクのデータ。回線種類はLTEもしくは3Gとし、速度制限中のデータが混在することを避けるため下り速度が128kbps以下のものは対象から除いている。この条件でデータを抽出したところ、データ数は約155万件となった。内訳はドコモが約45.4万件、KDDIが約49.5万件、ソフトバンクが約60.9万件。■3キャリアすべて下り平均20Mbps超え! 7ヵ月間トータルの平均速度について見てみると、下り速度は平均29.09Mbpsでソフトバンクが最速だった。次いでKDDIが24.70Mbps、ドコモが22.17Mbpsと続き、3キャリアとも下り平均20Mbpsを超える結果に。月別に見てみると、ソフトバンクは6月(30.51Mbps)が最速で7月(27.03Mbps)がワースト。KDDIは4月(25.07Mbps)が最速で1月(23.62Mbps)がワースト、ドコモは2月(23.63Mbps)が最速で、1月(20.78Mbps)がワーストだった。いずれのキャリアも、速い月と遅い月の差は比較的小さく、安定しているように見える。 上りの速度について、7ヵ月トータルでソフトバンク(10.90Mbps)が最速となり、次点がドコモ(7.84Mbps)、そしてKDDI(6.53Mbps)となっている。下りに続いて最速となったソフトバンクだが、月別に見るとやや下降傾向にある。1月の11.81Mbpsから直近の7月では8.66Mbpsまで下がってきており、逆に上昇傾向にある次点のドコモ(7月:8.13Mbps)に肉薄されている。 来月には新型iPhoneの発表が予想されている。そこで今回はiOSだけに絞った結果も見ていきたい。7ヵ月間のiOSのみの下り平均速度については、ソフトバンクが28.50Mbps、KDDIが23.91Mbps、ドコモが18.95Mbps。順位は全OSで見た時と変わらないが、3キャリアとも平均速度が落ちていることが特徴的。特にドコモは全体平均から5Mbps近く速度を落としており、AndroidとiOSの差が大きいことが見て取れる。一方上り速度をiOSに絞ってみてみると、ソフトバンクが10.91Mbps、ドコモが7.30Mbps、KDDIが6.25Mbpsとなり、こちらは全OSの場合と大きな差は出なかった。
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