神奈川県が火山活動が続く箱根について「箱根を守り抜こう宣言!」を出し、県内の商工会などの経済団体に協力要請を行った。 箱根では今年4月以降、大涌谷周辺で火山活動が活発化。7月現在、立ち入りは大涌谷周辺の1km圏内に限られている。箱根の周辺では例年どおりイベントなども開催されているが、観光客への影響は大きく、来客は大きく減少しているようだ。 緊急アピールとして出された「箱根を守り抜こう宣言!」では、改めて県として箱根の観光地としての産業を守るため、支援することを強調。安全対策にいっそう力を入れていくことを表明するとともに、観光客に向けて箱根来訪を呼びかけている。 今回の要請は宣言の具体化活動の一環で、神奈川県商工会連合会を皮切りに、神奈川県社会福祉協議会、神奈川県商工会議所連合会、神奈川県農業協同組合中央会ら、7つの県内経済団体に直接協力を要請。団体の会議などを箱根で行うよう要請したほか、会員企業らの従業員に箱根旅行を奨励してもらうように依頼した。