日本電信電話(NTT)と第一興商は13日、介護予防等の高齢者分野やカラオケ等のエンターテイメント分野における共同検討に着手したことを発表した。 第一興商は、音楽を用いた介護予防・健康増進などに取り組み、全国の介護施設や公民館等17,000か所以上に生活総合機能改善機器「DKエルダーシステム」を普及させている。一方、NTTは、クラウドやセキュリティ、健康・医療・介護に活用できる各種センサなど、先進的な研究開発成果を有している。 今回の共同検討では、NTTの研究所が持つ先進的なメディア処理技術の研究開発成果を、高齢者&エンタメ分野に適用し新サービスを創造するのが狙い。具体的には、“より歌いたくなるカラオケ環境”を開発するほか、コミュニケーションロボットによるサポート機能も採り入れ、DKエルダーシステムのサポート機能の高度化を図る。 また、「デンモク」(カラオケ楽曲選曲のための電子目次本)における接客型サイネージ技術を活用した“外国人おもてなし”など、カラオケサービスにも研究成果を取り入れる。