これで、技適のないスマートフォンやタブレット等を持ち込む訪日観光客も、合法的に日本国内で通信を行うことが可能になる。また、訪日観光客向けへのプリペイド等のSIMカードの提供などに関しても技適を意識する必要がなくなる。 訪日観光客向けに、おもてなしとしてフリーWi-Fiを整備する場合も、従来は「日本の技術基準を満たした端末のみ利用可能」といった表記を付記することが求められてきたが、これも緩和される。堂々と「訪日観光客向けのサービス」として謳うことが可能になる。 しかし、ここで筆者は素朴な疑問を感じていた。たとえば、日本人が海外旅行をした際に、海外でスマートフォン等を購入し、日本に帰国して国内で利用するといったシチュエーションも考えられる。この場合はどうなるのか。この疑問に、総務省総合通信基盤局電波部電波政策課政策係長の平林孝太氏が答えてくれた。■日本人が海外で購入したスマホ端末はどうなる? 平林氏によれば、「とくに国籍に関して制約を設けない。ご質問のようなケース(日本人が海外で購入した端末を持ち込む等)でも同様な扱いで、90日以内の利用は可とする」とのこと。 ただし、あくまでも「持ち込まれた」というところがポイントであり、たとえば日本に居ながら海外通販サイト等で購入した海外スマートフォン端末等の利用は従来通り技適が無い端末としてみなし、違法扱いになるという。
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