「『ふだん知っている景色でも空から見たら驚くのではないか』と思ったのが、ドローンによる空撮の始まりだった」と、四万十ケーブルテレビの森下克彦メディア技術経営企画・通信伝送路チーフは企画の始まりを説明する。 日本ケーブルテレビ連盟とイードは10日、「ケーブル・アワード2015ベストプロモーション大賞」を発表した。RBB TODAY賞には、四万十ケーブルテレビ(グッドプラクティス部門からエントリー)の「ドローンを活用!! 地域の魅力再発見&地域の安全への期待」が決定した。 RBB TODAY賞は、イードが運営する『RBB TODAY』の読者によるウェブ投票(有効投票1154票中150票獲得)によって決定した。10日の贈賞式で『RBB TODAY』の小板謙次編集長は「審査している最中にドローンが事件を起こしたが、地方が新しいツールを使ったチャレンジ精神が評価されたのだと思う」とコメント。 森下チーフによると、ドローンで空撮を始めたのは2013年6月ごろだという。まだ“クアドリコプター”などと呼ばれていた頃だ。「小型のスポーツカメラを飛ばしたかった。最初は風船の利用を考えたが、海外のYoutube映像を見てドローンがあることを知った」。 ドローンの最高高度は航空法で定められていて250m、航空路の下は150m。「ただあまり高く飛んでいると地上の操縦者からドローンが見えなくなるので、100mぐらいが限度だ。高い所より、川の水面ぎりぎりなどを飛ばした方がいい絵になる。地上でにぎわっていると感じられるイベントも上空から見ると意外と小さく感じられたりする」。災害現場の空撮は、番組を見た消防当局からの電話がきっかけだった。「人が近づけない現場の状況を知る方法として、問い合わせあった」。 昨今ドローンが物議をかもしているが、森下チーフによると「四万十町では『またケーブルさんが飛ばしている』という反応で、事件があっても『またやったね』と冗談まじりで市民が話しかけてくれるほど理解されている。ドローンの利用が潰されないでほしい」と、地元の状況を説明する。 「自分の住んでいる地域やふるさとを違う視点で見られるのは、とくに年輩の方に好評だ。四万十町には大字が120カ所あるので、すべてを空撮したい」と森下チーフ。
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