ノキアのネットワークス事業部門であるノキアネットワークスとナショナルインスツルメンツ(NI)は9日、ニューヨークのブルックリンで開催中の「Brooklyn 5G Summit」において、73GHz(ミリ波帯)におけるピークレート10 Gbpsの無線通信デモを実施した。 「Brooklyn 5G Summit」は、ノキアネットワークスとNYU WIRELESSが共同主催し、招待者限定で行われる研究開発者向けのイベントだ。次世代超高速無線通信「5G」に関するさまざまな展示やデモが行われている。 5Gでは、最大1万倍のキャパシティ増加と、10~20 Gbit/秒のピークデータ転送速度の実現を目指している。そのため、「ピーク速度10Gbps」は、5G要件を満たすための1要素となる。ノキアネットワークスはこの他にも、新たな周波数帯における高帯域幅のシステム、Massive MIMOとビームステアリングを実現する、多数のアンテナ素子を使用したフェーズドアレイ技術、ビームフォーミングのデモなどを行っている。