電通は19日、心の緊張を緩和するスマートフォン向けアプリ「Pace Sync」(ペースシンク)を公開した。iOSとAndroidの両OSに対応する。 「Pace Sync」は、旭化成が保有する「非接触脈波検出技術」を応用し、スマートフォンで顔を撮影するだけで心拍数を計測できるアプリだ。肉眼では見えない人間の顔色変化を検出することで、心拍を推計可能とした。 アプリでは、鼓動に最適化されたテンポのアニメーション動画を自動再生する。さらに、深呼吸を適切なペースで繰り返すようガイド。これにより、ユーザーの緊張を緩和し、リラックスさせるという。 たとえば、試験や面接、試合前、重要な打ち合わせ前など、気分を落ち着かせたいシーンでの利用が想定されている。企画・開発はユーザー体験のデザインに特化した電通のスペシャリストグループ「エクスペリエンス・デザイン・スタジオ」が行った。