日本電信電話(NTT)は16日、どんな方向から3次元物体を撮影しても、高精度に認識・検索し関連情報を提示できる「アングルフリー物体検索技術」を開発したことを発表した。カメラで周囲の建物や商品を撮影するだけで、関連情報を表示可能になるという。 従来のバーコードやQRコード、写真認識などは平面に限られており、また立体物の認識も、特定方向からに限るなど、さまざまな問題があった。「アングルフリー物体検索技術」は、同社の「ロバストオブジェクト探索技術(RMS-object)」を活用。特徴の出現頻度に基づいて統計的推定を行うことで、物体などの検索精度を大幅に向上させた。また、参照画像として事前にデータベースに用意する画像数も、従来の1/10程度まで削減可能となっている。 さらに、特徴空間内での分布を考慮した独自手法により、画像特徴データベースをインデクシングし、約2倍の速度で照合可能とした。 今後は、情報コンテンツの多言語対応を図ることで、2020年に向けて「会場案内」「ルート案内」「観光案内」などの観光ナビゲーションサービスの提供を可能とする。また「商品検索」「デジタルスタンプラリー」「作品解説」「電子マニュアル」などの展開も図る方針だ。 なお、28日~3月3日の期間、「第3回伊東MAGARI雛イベント」において、本技術を活用した新たなデジタルスタンプラリーのトライアルサービスを、西日本電信電話 静岡支店の現地運営協力のもと実施する。
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