2015年のInternational CES(Consumer Electronics Show)が、現地4日夕方のプレス向けイベント「CES Unveiled Las Vegas」で始まった。Unveiledイベントは、多くのプレスが押しかけて混雑電車なみの人混み。多くのハードウェアベンチャーが出展するなか、大手デバイスメーカーのParrot社が、注目の車載器を世界発公開していた。Parrot社はフランス・パリに本社を持ち、クワッドヘリコプターの模型「AR Drone」で有名なメーカー。ハンズフリーキットなど車載関連の事業規模も大きい。展示されていた「RNB6」は2DIN7インチサイズのインダッシュ型車載インフォテイメント端末。OSは最新のAndroidをベースとしている。UIはAndroid5.0で採用されたロリポップ。iPhoneをUSBで接続するとCarPlayが起動し、AndroidスマートフォンをUSB接続するとAndroid autoにも対応する。音声認識操作とステアリングリモコンに対応。メディアプレーヤーとしてだけでなく、付属のダッシュカメラと連携し、認識機能を持つドライブレコーダー、パーキングアシスト、車内CANと連携してエアコン操作やダイアグノーシス情報の把握する。カーナビ機能はスマートフォン接続を利用する。GPSとGLONASS入力、HDMLとMHL端子、USB端子、iPhone/iPod専用USB端子、イーサネット端子、OBD2接続端子、IN Vehicle Network端子を備える。スマホを使いこなすような消費者が喝采し、自動車メーカーが頭を抱えるインフォテイメント端末の登場で今年のCESは始まった。