ソニーとソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)は12月18日、ネットワークを活用して国内外に新たな教育サービス事業を展開する新会社「ソニー・グローバルエデュケーション」を2015年4月1日に設立すると発表した。 ソニーCSLは、ソニーの協力のもと、ネットワークサービスの研究・開発などを目的としたネットワークサービスプロジェクトを2012年に設立。その取り組みのひとつとして教育に焦点を当てたプロジェクトを発足し、多言語対応算数クイズアプリ「マスネイティブ」や、ネット上の算数大会「世界算数」などを提供してきた。 「マスネイティブ」や「世界算数」などのアプリケーションサービスは、新会社で事業のコアとなるソニーCSLが独自開発したプラットフォーム上で機能する。同プラットフォームは算数以外にも様々な科目への拡張を前提に設計しているため、将来的には近年世界各国が教育、人材育成の分野で注力しているSTEM科目(科学技術教育)サービスへも幅広く展開していく予定。 また新会社では、自社プラットフォームを法人、個人を問わず柔軟に提供し、企業や団体とのオープンなパートナーシップを通じた新たな教育事業モデルの構築を目指すという。