イッツ・コミュニケーションズは22日、「スマートホームサービス」の提供を2015年2月より開始することを発表した。米アイコントロール・ネットワークス社のスマートホーム・システム「タッチストーン(Touchstone)」を日本で初導入する。 イッツコム「スマートホームサービス」は、ブロードバンドに接続されたネットワーク機器(ゲートウェイ)を介して、宅内に設置したカメラやセンサーなどのデバイスを、スマートフォンやタブレットなどでコントロールできるセルフモニタリング型のサービスとなる。将来的には電子鍵や、ヘルスケア、エネルギーマネージメントまで広げていく予定だ。 サービス提供当初は、ドアや窓の開閉を知らせる“ドア・窓センサー”、人の動きを検出する“モーションセンサー”、これらと連動して映像を記録し、外出先でも宅内の様子をモニタリングできる“IPカメラ”の提供から開始する。 来春以降には外出先からスマートフォンで玄関の鍵の施錠状態が確認でき、かけ忘れの場合はその場で施錠を可能にする電子錠や、屋外からのエアコンや照明の制御を可能にする赤外線リモコンなどの導入を計画しているとのこと。グループ企業である東急セキュリティとの協業による、駆けつけサービスの提供も予定している。 イッツコムでは、同サービスを「ケーブル事業成長の第4の柱」と位置付けており、サービス提供開始に先立ち、2014年10月よりサービスエリア内の既加入者宅で、実証実験を実施する計画だ。