シャープのブースでは、ドコモの「AQUOS ZETA SH-01G」やソフトバンクの「AQUOS CRYSTAL X」に搭載される話題の新機能“エモパー”が体験できる。 エモパーの特徴は、ユーザーの生活シーンに合わせて音声で語りかけたり、メッセージを画面に表示して自主的にコミュニケーションを取ってくる機能であるところ。シャープのお掃除ロボットに搭載されている人工知能「ココロエンジン」をベースに開発されたスマホ向けの人工知能エンジンとセンシング技術、音声合成技術の結晶だ。iPhoneに搭載されているSiriのようにユーザーが機能を起動させる必要がなく、一定の条件下でエモパーが自発的に話しかけてくることも特徴だ。 朝の起床時間が近づいたら起こしてくれるだけでなく、「二度寝しないでくださいね」と注意を促してくれたり、天気情報を把握して「傘を忘れないでくださいね」と世話を焼いてくれたりもする。音声の種類は「けなげに頑張る:えもこ♀」「渋い声で語る:さくお♂」「ひたすら自由につぶやく:つぶた(動物系?)」から選べる。 シャープのWebサイトに公開されているエモパーのデモ映像では、スマートフォンを買い換える時に「私がナオキさんのことを忘れても、ナオキさんは私のことを忘れないでくださいね」と切なく語りかけてくるシーンが紹介されているが、このセリフは一体どうすれば聞くことができるのか?答えは本体の「エモパー設定」から、「エモパーの記憶」を削除するとお別れのメッセージが読み上げられ、画面に表示される。同じ画面には「エモパーと過ごした時間」も表示され、「ありがとう」をタップするとエモパーとの思い出が終了する。何とも切ない…。