日本電信電話(NTT)の子会社であるDimension Data Holdings plcは12日、オーストラリアのOakton社との間で、全株取得提案に関する契約(Scheme Implementation Deed)を締結したことを発表した。 Oaktonの取締役会は、同社株主がこの提案に賛成することを全会一致で推奨している。今後は、Oakton株主の承認、オーストラリア裁判所の承認等を前提に、Dimension Data社によるOaktonの全株取得に向けた手続きを進める。 Oaktonは、1988年設立(本社:オーストラリア)。メルボルン、シドニー、キャンベラ、ブリズベン、パース、インド・ハイデラバードに拠点を有するICT企業で、1,100超の従業員が、コンサルティング、デリバリー、マネージドサービスを提供している。 Dimension Dataは、Oakton株主に対し、2014年8月11日までの過去3か月のOakton平均株価に対して42.6%のプレミアムを加えた、1株当たり1.90豪ドル(約180円)でOakton株式の買付けを提案中。同社の発行済株式89.9百万株すべてを取得した場合の総額は171百万豪ドル(約162億円)となる。 一方Dimension Dataは1983年設立(本社:南アフリカ)、2010年よりNTTグループとなっている。