ケーブルテレビ事業者やプロバイダー向けの最新技術や製品の展示会「ケーブル技術ショー」において、富士通はDPoE対応の10G-EPONシステムや集合住宅向けのEoCソリューションを展示していた。 ケーブルテレビ局も放送信号だけでなく、多様なインターネットサービスを提供するために既存のネットワークを利用したさまざまなFTTHソリューションが注目されている。富士通が展示していたソリューションは、2.5Gbps/10Gbps対応のPONシステムと集合住宅向けのONU内蔵型のEoC(Ethernet over Coax)だ。どちらも、ケーブル局の既存のインフラや設備を流用しながら、FTTH化、広帯域のインターネットサービスを実現するものだ。 このうち集合住宅用のEoCは、マスター装置をMDF等共有スペースに設置し、各家庭にはスレーブ装置を設置することで、既存のCMTSインターネットより高速なさーびすを提供できるという。展示では参考出品となっていたが、最大500Mbpsまで出せるとのことだ。