SDNスイッチについては、未来ねっと研究所が、10Gbpsの通信性能を実現するSDNソフトウェアスイッチ「Lagopus」のプロトタイプ開発に、2013年12月に成功していた。なおSDNコントローラについては、NTT研究所において、2012年にソフトウェアイノベーションセンター(SIC)が「Ryu SDN Framework」をOSSとして公開している。
今回プロトタイプを改良し一般利用に供するレベルに達した「Lagopus」もOSSとして公開することで、「Ryu SDN Framework」とともにSDNのエコシステムの拡大を加速するのが狙いだという。あわせて「Ryu SDN Framework」を利用し、OpenFlowスイッチの仕様準拠度を確認するツールを開発。さらに「Ryu SDN Framework」を活用した、SDNスイッチのテストセンターを設立する。これにより、企業、研究機関、大学などでの広い用途へのSDNの適用や研究開発の活性化を目指す。