インテルの投資部門であるインテルキャピタルは7日、自動運転技術の開発を行う日本企業「ZMP」への投資を公表した。投資の詳細は非公開。 ZMPは、文部科学省傘下の科学技術振興機構から技術移転を受け2001年に創業。先進運転支援システム(ADAS: Advanced Driver Assistance System)を中心とした、カー・ロボティクス・プラットフォームや各種センサ・システム、画像認識、技術コンサルティングや実車実験支援、コネクテッド・カー向けインフォマティクスなど、自動運転技術の開発と提供を行っている。 インテルでは、自動運転技術について「世界的に有力な革新技術分野の一つ」と考えており、IoT事業本部 副社長 兼 オートモーティブ・ソリューション事業部長のエリオット・ガーバス氏は「インテルとZMPは、すべてのドライバーが利用できる安全で便利な自動走行車を実現するというゴールを共有しています。ZMPはインテルの技術を活用することにより、自動車の革新に向けた限界を打破し、安全な運転体験を実現させる技術を提供できるようになります」とのコメントを寄せている。 なお今回の投資は、自動車の技術革新に特化した「インテル コネクテッド・カー基金」を通じて行われる。投資基金は1億ドル。