SXSWインタラクティブといえばベンチャー企業、スタートアップの祭典だが、大手企業もいろいろな思惑で参加している。■AT&Tはラウンジ、サービスのデモなどを実施 展示会場内にはラウンジが用意され、携帯電話の充電ができるほか、ミーティングスペースとなっている。ほとんどの人が充電と休憩を兼ねて利用しているようだ。さらに視野角で広がるパノラマ映像で臨場感あふれるプログラムをデモ。直接的なサービスには直結しにくいが、ビアガーデンのようなところや、吊り橋などの映像は臨場感あふれるものだった。会場外ではAT&Tの提供するスマートハウスのデモが行われていた。鍵の開け閉めや、センサーによる家の入退室を管理し、照明やエアコン、ステレオなどが自動で起動する仕組みだ。すでにサービスインしているセキュリティなどのサービスにプラスオンされたイメージだった。■シボレーは将来的なコネクテッドカーへ向けたサービス開発の呼びかけ シボレーはデモカーに「On 4G LTE coming soon」と掲げ、将来的な期待をさせてくれる。現状では運行管理やナビにとどまっているため、様々なスタートアップ企業にぜひ便利なサービスを考えてほしいとの呼びかけが行われている格好だ。■SUBWAYの新作ピザのプロモーション SUBWAYでは新作ピザのプロモーションとして脳波でコントロールする対戦ゲームをデモ。事前にアイデアコンテストを行って様々なアイデアも開発していたようだ。将来的にはデリバリーや注文を脳波でできるかもしれない。■デロイトは3Dプリンタをデモ 会計事務所、コンサルティング会社と知られるデロイトは3Dプリンティングをデモ。ハンディ3Dスキャナと3Dプリンタで人物のモデルなどを披露していた。脇に置かれたギターのボディは3Dプリンタで作成。写真ではわかりにくいが、ボディの中に配置された歯車は動くようになっており、1回の成形で作られたもの。 大手企業がスポンサードし、新たなアイデアが生まれてくるSXSWインタラクティブ。大手企業とスタートアップが手を取り合ってこのイベントを盛り上げているのは言うまでもない。