KDDIとラックは12月9日、両社のさらなる事業拡大に向け、業務提携および資本提携の強化で合意した。 KDDIおよびラックは、2007年11月にセキュリティ・ソリューション分野での業務提携を開始。以降は資本提携も行い、営業協力や新サービスの共同開発などを進めてきた。 今回新たに、KDDIが提供するクラウド、ネットワーク、モバイルなどのサービスへセキュリティサービスの組み込みを行い、セキュリティ運用を含めてワンストップで提供する。両社で、SOC事業(Security Operation Center事業)の強化・拡充、新サービスの開発・提供(社内セキュリティ監視サービスなど)、セキュリティに対するサポート、コンサルティングサービスの拡充などを展開する。 またKDDIは12月末を目途に、ラックの大株主であるコスモスの取得を通じ、ラック株式を約689万株、間接取得する予定。これにより、ラックに対する出資比率は、約830万株(出資比率31.1%)となる見込みだ。また、人的交流の一環として、ラックはKDDIより人材の受け入れを検討中としている。