電通、東京大学先端科学技術研究センター、ロボ・ガレージで構成されたKIBO ROBOT PROJECT事務局は28日、国際宇宙ステーションに滞在するヒト型コミュニケーションロボットの外観と、名前を発表した。 「KIBO ROBOT PROJECT」は、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟において、宇宙飛行士と自律動作および遠隔操作によるコミュニケーションを行ったり、地上に向けて情報発信したりするロボットを開発するというもの。この夏に国際宇宙ステーションに向けて打ち上げを行い、冬に日本人初の国際宇宙ステーション船長となる若田光一宇宙飛行士とロボットが対面し、“宇宙における人とロボットとの対話実験”を世界で初めて実施する。 今回総数2452件(のべ1226人)の応募があり、宇宙用ロボットの名が「KIROBO(キロボ)」に選定された。また、本プロジェクトの活動紹介やバックアップなどに活用される地上用ロボットの名は「MIRATA(ミラタ)」に決定した。 ロボットは、身長約34cm、全幅約18cm、奥行き約15cmで重量約1,000g。日本語で発話し、音声認識、自然言語処理、音声(発話)合成、情報通信機能、コミュニケーション動作、顔認識カメラ、記録用カメラなどを備えている。KIBO ROBOT PROJECThttp://kibo-robo.jp/