NTTドコモは4日、国際標準規格の新動画圧縮方式「HEVC」で圧縮された動画を、モバイル機器やPCで復号するソフトを国内外の事業者向けに3月中に提供開始することを発表した。スマホでのフルHD再生に対応したHEVC復号ソフトの提供は世界初。 「HEVC」(High Efficiency Video Coding)は、現在の映像機器やモバイル機器等で幅広く利用されている「MPEG-4 AVC」の次世代規格。MPEG-4 AVCと比較して、同品質の動画を約半分のデータ量に圧縮することが可能だという。 ドコモが提供する復号ソフトは、HEVCで圧縮された動画をモバイル機器やPC等、さまざまな機器の汎用動画プレイヤーで再生ができるように復号するものだ。スマホではフルHD(1920×1080 30fps)、PCでは4K(3840×2160 60fps)に対応する。スマートフォンでは再生の遅延やコマ落ちをなくし、滑らかな「実時間再生」を実現した。汎用PCでは、フルHDの4倍の解像度に相当する4K動画の「実時間再生」に対応している。 従来のMPEG-4 AVCと比較して同じ通信速度でより高画質の動画を視聴できたり、高品質の動画を従来の約半分の時間でダウンロードができたり、さらに動画を快適に楽しめるようになる見込み。なおドコモでは今後、dビデオやdアニメストアなど、ドコモの動画サービスにHEVCを取り入れる検討を進める。
処理性能、AI機能も進化!「Google Pixel 9」「Google Pixel 9 Pro XL」 2024年8月23日 Google Pixel 9とPixel 9 Pro XLが登場。AI機能や処理性能が向…