新社会システム総合研究所(SSK)は31日に、セミナー「NTTドコモ・KDDI 2013年基地局・グリーン機器の最新動向」を開催する。「携帯電話基地局におけるグリーンエネルギーの利用」と「震災、環境および電力対策を想定したグリーン基地局構想について」がテーマ。 携帯電話基地局におけるグリーンエネルギーの利用について、KDDI 研究所グリーン・クラウド部門の部門長で執行役員の杉山敬三氏が講演する。 携帯電話の基地局は事業者が消費する電力の3分の2を占めていると言われ、その省電力化は課題であるとともに、災害時など長時間の系統電力の喪失にも対応する必要がある。講演では、太陽光発電と蓄電池、商用電力を連携させることでグリーンエネルギーを積極的に活用する、トライブリッド電力制御技術の基地局への適用について述べる。 「震災、環境および電力対策を想定したグリーン基地局構想について~リチウムイオン電池、燃料電池、ソーラーパネルなどの取組み~」について講演するのは、NTTドコモ先進技術研究所の環境技術研究グループ主幹研究員、竹野和彦氏だ。 東日本大震災などの震災対策、地球温暖化防止などの環境および夏場の電気不足などの電力対策を想定して、災害に強く環境に優しい無線通信用のグリーン基地局システムの研究開発を通してリチウムイオン電池、燃料電池、ソーラーパネルなどを通信用インフラに適用する為の課題や方向性を述べる。●セミナーNTTドコモ・KDDI 2013年基地局・グリーン機器の最新動向●日時:1月31日(木)14時30分~17時00分●場所:SSKセミナールーム東京都 港区詳細・申込はこちら